研究概要 |
放射線診断のガイドライン作成に適する疾患、病態のモデルを検討した。現在、放射線医学関係の学術雑誌、データベース、教科書をもとに、比較的、診断の過程に画像診断の比重が大きく、診断の決定にその役割が大きいと考えられるものを選定した。年度計画で考慮していた疾患のうち、本年度は、肺癌のステージングに関するEBMによる画像診断の進め方について検討した。教科書、医学雑誌(online journalを含む)、文献データベースMedline, PubMed, SPIRS, OVID二次的出版物The Cochrane Library(CDSR : The Cochrane Database of Systematic Reviews, DARE:Database of Absracts of Reviews of Effectiveness) Best Evidence、CancerNet、AHCPR(Agency for Health Care Policy and Reseach)などを用い、検査の感度、特異度、正確度、陰性予測値、陽性予測値、治療貢献度、患者利益分析、経済分析を中心に、エビデンスレペルの高い論文を選び、その内容のデータベース化を試みた。
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