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2002 年度 実績報告書

放射光を用いたX線微小点光源による医学イメージングの研究

研究課題

研究課題/領域番号 14570899
研究機関(財)高輝度光科学研究センター

研究代表者

山崎 克人  財団法人高輝度光科学研究センター, 利用研究促進部門II医学チーム, 副主席研究員 (50210381)

研究分担者 津坂 佳幸  姫路工業大学, 理学部, 助手 (20270473)
篭島 靖  姫路工業大学, 理学部, 助教授 (10224370)
松井 純爾  姫路工業大学, 理学部, 教授 (10295751)
四方 義啓  名城大学, 理工学部, 教授 (50028114)
杉村 和朗  神戸大学, 大学院・医学研究科・生体情報講座, 教授 (00136384)
キーワード微小点光源 / 放射光 / 拡大イメージング
研究概要

X線微小点光源として,Pt-Rhの細いwireを用いた実験を行った。Pt-Rhのwireに放射光のmicro-beamを照射し,周辺への特性X線の放射を用いたイメージングの実験を行った。Pt-Rhのwire先端を研磨し尖らせた部分にマイクロビームを照射し、放射光により励起された焦点サイズ1μmの微小点光源を用いて微小物体のイメージングを行った。また光源サンプル間距離と比較してサンプル-検出器間距離を大きくとることにより拡大像が得られた。具体的には拡大率を30倍に設定し、吸収の少ないwashing powder粒子を2、3ミクロン以下の分解能で検出できた。また同時に位相画像も得られる。この方法によりwashing powder粒子内部の凹凸の不整を、高分解能でしかもコントラストの高い画像が得られた。本法は1μmの微小点光源を用いることによる拡大法であるために検出器の素子サイズが粗くてもCTの分解能を1μm程度に向上させることができる。実験結果についてはSpring-8 Experimental Reportに発表した。現在の問題点としてはK殻励起できずL殻励起にとどまっているため,照射時間が長いことである。さらに高輝度化することを目標としてX線のマイクロビーム化によるイメージング実験を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masatsugu Hirano: "Evaluation of Radiation Dose required for Angiography"Proc. of Einghth International Conference on Synchrotron Radiation Instrumentation. (In press).

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2015-11-18  

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