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2002 年度 実績報告書

Bone Morphogenetic Proteinの糸球体発生における役割

研究課題

研究課題/領域番号 14571039
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

宮崎 陽一  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60266690)

キーワードBmp / mutants / Glomerulus / nephrin / noggin
研究概要

Bmp4のヘテロ型ノックアウトマウスの解析結果より、BMP4は腎の初期発生だけではなく、糸球体を中心とするネフロン形成にも重要である可能性が示唆された。本年度はBMPの機能を糸球体で特異的に阻害する目的で、糸球体上皮細胞に特異的発現を示すtransgenic mouseの作成を行い、いくつかの成果を得た。
1)まず糸球体上皮細胞にほぼ特異的に発現するNephrinあるいはGLEPP遺伝子の5'近接領域を単離し、これにreporter geneとしてLacZを連結し、このtransgeneをマウス卵細胞に打ち込みtransgenic mouseを作成した。
2)GLEPP-LacZ transgenic mouse(TG)ではLacZの発現がみられなかったが、Nephrin-LacZTGにて糸球体上皮細胞のみ特異的にLacZの発現が確認された。このことよりNephrinの5'近接領域約5.4Kbに、糸球体上皮細胞に発現をtargetするelementが存在することが確認された。
3)BMPsの機能を糸球体でのみ阻害する目的で、BMPのendogenousなinhibitorであるNoggin、あるいはdominant-negative(dn)Alk3(BMP typel receptor)を上記nephrin promoterに連結、tramsgenic mouseを作成した。
4)いくつかのF0 Nephrin-Noggin TGおよびnephrin-dnALK3 TGを得た。現在糸球体の異常形質につき検討中である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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