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2002 年度 実績報告書

網羅的遺伝子発現解析による移植片拒絶反応の機序解明の試み

研究課題

研究課題/領域番号 14571136
研究機関大阪大学

研究代表者

加藤 友朗  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90324772)

研究分担者 左近 賢人  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (40170659)
堂野 恵三  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (60283769)
永野 浩昭  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (10294050)
キーワード拒絶反応 / 網羅的遺伝子解析 / ATAC-PCR / PCR-アレイ / 診断
研究概要

今年度の目標としては、遺伝子プライマーの作成と急性拒絶反応モデルの確立、移植片サプルの採取にある。
1.遺伝子プライマーの作成
ATAC-PCRによる移植片組織中の網羅的遺伝子発現解析を始めるにあたり、目的とする遺伝子について大量の特異的プライマーの設計を行う。
発現解析を施行する遺伝子については、Th1サイトカイン(IL-2、IFN-γなど)、Th2サイトカイン(IL-4、IL-5、II-10など)、ケモカイン(MCP-1、RANTES、など約40種類以上)、ケモカインレセプター(CCR1、Duffyなど20種類以上)、TNF、CDシリーズ、各種接着分子、など、過去10年間に発表された論文の中で、拒絶反応に関与すると考えられる遺伝子、数百種類のリストを作成した。さらにcDNAライブラリーに含まれていないものについて、それぞれの遺伝子特異的プライマーの設計中である。
2.移植片サンプルの作成
マウス異所性心移植モデル(BALB/c-C57/BL6、fully allogeneic combination)を用いて急性拒絶反応モデルの作成、再現が移植片の正着日数、組織学的解析より可能になった。現在、急性拒絶反応モデルを作成し、移植後1時間、6時間、12時間、24時間(1日)、3日、5日、7日、10日目にそれぞれ犠死させ(各群:n=6)、移植片、末梢血、骨髄などについて採取中である。
次年度に、1.の結果とあわせ、網羅的遺伝子解析へと発展させる。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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