研究課題/領域番号 |
14571136
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
堂野 恵三 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (60283769)
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研究分担者 |
丸橋 繁 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20362725)
左近 賢人 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (40170659)
永野 浩昭 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (10294050)
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キーワード | 拒絶反応 / 網羅的遺伝子解析 / ATAC-PCR / PCR-アレイ / cDNA-microarray / マウス / ラット / 診断 |
研究概要 |
今年度は、急性拒絶反応モデルの確立、移植片サンプルの採取を施行した。 1.移植片サンプルの作成 マウス異所性心移植モデル(BALB/c-C57/BL6、fully allogeneic combination)を用いて急性拒絶反応モデルの作成、再現が移植片の正着日数、組織学的解析より可能になった。現在、急性拒絶反応モデルを作成し、移植後1時間、6時間、12時間、24時間(1日)、3日、5日、7日、10日目にそれぞれ犠死させ(各群:n=6)、移植片、末梢血、骨髄などについて採取中した。 2.遺伝子プライマーの作成 ATAC-PCRによる移植片組織中の網羅的遺伝子発現解析を始めるにあたり、目的とする遺伝子について大量の特異的プライマーの設計を行う。 発現解析を施行する遺伝子については、Th1サイトカイン(IL-2、IFN-γなど)、Th2サイトカイン(IL-4、IL-5、Il-10など)、ケモカイン(MCP-1、RANTES、など約40種類以上)、ケモカインレセプター(CCR1、Duffyなど20種類以上)、TNF、CDシリーズ、各種接着分子、など、過去10年間に発表された論文の中で、拒絶反応に関与すると考えられる遺伝子、数百種類のリストを作成した。これらにより、PCR-arrayへの件きゅいこうを試みた。同時期に、cDNA-microarrayをもちいたラット網羅的遺伝子解析モデルが共同研究として使用可能になった。今年度前半より、研究をこの方向へシフトした。
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