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2003 年度 実績報告書

網羅的遺伝子発現解析による移植片拒絶反応の機序解明の試み

研究課題

研究課題/領域番号 14571136
研究機関大阪大学

研究代表者

堂野 恵三  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (60283769)

研究分担者 丸橋 繁  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20362725)
左近 賢人  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (40170659)
永野 浩昭  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (10294050)
キーワード拒絶反応 / 網羅的遺伝子解析 / ATAC-PCR / PCR-アレイ / cDNA-microarray / マウス / ラット / 診断
研究概要

今年度は、急性拒絶反応モデルの確立、移植片サンプルの採取を施行した。
1.移植片サンプルの作成
マウス異所性心移植モデル(BALB/c-C57/BL6、fully allogeneic combination)を用いて急性拒絶反応モデルの作成、再現が移植片の正着日数、組織学的解析より可能になった。現在、急性拒絶反応モデルを作成し、移植後1時間、6時間、12時間、24時間(1日)、3日、5日、7日、10日目にそれぞれ犠死させ(各群:n=6)、移植片、末梢血、骨髄などについて採取中した。
2.遺伝子プライマーの作成
ATAC-PCRによる移植片組織中の網羅的遺伝子発現解析を始めるにあたり、目的とする遺伝子について大量の特異的プライマーの設計を行う。
発現解析を施行する遺伝子については、Th1サイトカイン(IL-2、IFN-γなど)、Th2サイトカイン(IL-4、IL-5、Il-10など)、ケモカイン(MCP-1、RANTES、など約40種類以上)、ケモカインレセプター(CCR1、Duffyなど20種類以上)、TNF、CDシリーズ、各種接着分子、など、過去10年間に発表された論文の中で、拒絶反応に関与すると考えられる遺伝子、数百種類のリストを作成した。これらにより、PCR-arrayへの件きゅいこうを試みた。同時期に、cDNA-microarrayをもちいたラット網羅的遺伝子解析モデルが共同研究として使用可能になった。今年度前半より、研究をこの方向へシフトした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Miyamoto A., Dono K.et al.: "Living-related liver transplantation with renoportal anastomosis for a patient with large spontaneous splenorenal collateral"Transplantation Transplantation. 79(9). 1596-1598 (2003)

  • [文献書誌] Kobayashi S., Dono S.et al.: "Electroporation-mediated ex vivo gene transfer into graft not requiring injection pressure in orthotopic liver transplantation"J Gene Med. 5(6). 510-517 (2003)

  • [文献書誌] Kobayashi S., Dono S.et al.: "Gene transfer into the liver by plasmid injection into the portal vein combined with electroporation"J Gene Med. 5(3). 201-208 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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