研究分担者 |
吉留 博之 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (10312935)
外川 明 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (80334192)
宮崎 勝 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (70166156)
浅倉 博幸 千葉大学, 医学部附属病院, 医員
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研究概要 |
本研究では、外科手術患者を対象にTNF及びIL-10遺伝子多型が手術侵襲後の生体反応と合併症に及ぼす影響を検討し、術後感染症のハイリスク群を明らかにするとともに、STAT4 knock out mouseおよびSTAT6 knock out mouseを用いて重症感染症時の臓器不全発症のメカニズムを明らかにし臓器不全対策を確立したい。初年度の研究では、日本人におけるTNF及びIL-10の遺伝子多型を明らかにするとともに、これが手術侵襲後の生体反応と合併症特に術後感染症に及ぼす影響を検討した。 また、CLP ModelとOBJ Modelを用いて、各障害臓器でのTNF, IL-10, IL-13, CXC chemokineであるmacrophage inflammatory protein (MIP)-2およびKC、CC chemokineであるmacrophage chemoattractant protein-1 (MCP-1)の動態を、ELISA, RT-PCR,免疫組織染色,northern blot, western blot等で測定し、炎症細胞浸潤および組織障害との関連を明らかにする。EMSAによりNF-kappaB, JAK-STAT系の活性化を検討し、詳細な臓器障害発生機序につき検討した。次年度は、STAT4 knock out mouseおよびSTAT6 knock out mouseを用いて同様の実験を行ないTh1およびTh2反応の関与を明らかにする予定である。
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