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2002 年度 実績報告書

新規免疫制御因子EBAG9の、肝細胞癌進展および移植免疫に果たす役割の検討

研究課題

研究課題/領域番号 14571181
研究機関東京大学

研究代表者

三木 健司  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (10242059)

研究分担者 井上 聡  東京大学, 医科学研究所, 講師 (40251251)
今村 宏  東京大学, 医科学研究所, 講師 (00283268)
キーワードEBAG9 / 肝細胞癌 / 免疫組織染色 / 細胞増殖 / multistep tumor progression
研究概要

1)EBAG9発現と肝細胞癌(HCC)進展との相関の検討
東京大学医学部附属病院肝胆膵外科で切除を行ったHCC143症例を対象とした。パラフィン包埋標本を用いて、抗EBAG9ポリクローナル抗体による免疫染色を施行した。また同じ検体を使用して、Ki-671抗体による免疫染色も行い、proliferative activityを検討した。EBAG9の発現は非癌肝細胞にも弱く認められたが、癌組織の84例(58%)に発現の増強が認められ鵡発現の増強は、Western blotでも確認された。免疫染色を行うと同時に、対象症例の臨床的因子、病理検査結果を抽出し、また患者の予後データを調査した。EBAG9の発現増強と臨床病理学的因子との相関またEBAG9発現が予後に及ぼす影響を解析して、EBAG9が多段階的なHCC進展のどのステップに関わっているのか、またどのような機能が想定されるかについて検討している。
2)培養細胞に対するEBAG9強制発現の及ぼす影響
アデノウィルスベクターを用いて、HepG2やCOS7などの培養細胞にEBAG9を強制発現させた。その上で、増殖および細胞のphenotypeに及ぼす影響を検討した。しかしながら、現在までの検討では、コントロールベクターを導入したものと比較し、増殖、形態ともに変化は認められていない。EBAG9の細胞への直接作用についてはさらなる検討を要すると考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Imamura H, et al.: "Pringle's manoeuvre in living donors."Lancet. 360・9350. 2049-2050 (2002)

  • [文献書誌] Imamura H, et al.: "Risk factors contributing to early and late phase intrahepatic recurrence of hepatocellular carcinoma after hepatectomy"Journal of Hepatology. 38・2. 200-207 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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