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2002 年度 実績報告書

膵癌の浸潤転移機構に関与するチミジンホスホリラーゼとムチン遺伝子発現の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14571212
研究機関鹿児島大学

研究代表者

夏越 祥次  鹿児島大学, 医学部附属病院, 講師 (70237577)

研究分担者 米澤 傑  鹿児島大学, 医学部, 教授 (10175002)
秋山 伸一  鹿児島大学, 医学部, 教授 (60117413)
高尾 尊身  鹿児島大学, 医学部, 助教授 (80171411)
愛甲 孝  鹿児島大学, 医学部, 教授 (60117471)
キーワード膵癌 / 浸潤-転移 / チミジンホスホリラーゼ / ムチン / MUC1 / 微小転移 / 免疫組織化学
研究概要

1.膵癌におけるチミジンホスホリラーゼの発現:(1)膵癌株を用いた膵癌細胞の運動能・浸潤能さらにアポトーシスとチミジンホスホリラーゼとの関連性について検討中である。(2)膵癌症例の臨床標本を用いて免疫組織化学的検討を行ったところ、膵癌における腫瘍血管新生では血管新生因子のVEGF,b-FGFなどとともにチミジンホスホリラーゼの重要性が示唆された。(3)現在、マイクロダイセクションを用いて癌先進部、血管侵襲部からの癌組織の回収とDNA作成を行っている。(4)膵癌症例におけるリンパ節微小転移の免疫組織学的検討の結果、高率に傍腹部大動脈リンパ節(#16)への微小転移が確認され、手術術式への強い影響が予想される。これら膵癌組織の生物学的特性の検索を進めている。(5)In vitroの系でチミジンホスホリラーゼ高発現細胞はアポトーシスに耐性であることを見い出したが、その機序としてのチミジンホスホリラーゼ酵素活性の関与は認められず、他の機序によることが推定された。
2.膵癌におけるムチン遺伝子発現と浸潤転移との関連性の検討:(1)膵癌の進展に最も関連するムチンの形状を特定するためにMUC1,MUC2に加え胃型の分泌型ムチン(MUC5AC,MUC6)の発現を免疫組織化学的に検討中である。(2)膵管内乳頭腫瘍におけるadenoma-carcinoma sequenceとムチン抗原発現との関連性について、新しい分類を報告した。とくに膵管内乳頭腫瘍の生物学的悪性度はMUC2発現に依存し、現在、浸潤能獲得との関連性を検討中である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Hiroyoshi Yoh: "A novel fluorometric invasion assay for quantitative determination of tumor cell invasion"Laboratory Investigation. 82. 109-111 (2002)

  • [文献書誌] Keiichirou Uchikura: "Intro operative molecular detection of circulating tumor cells by reverse transcription-polymerase chain reaction in patients with biliary pancreatic cancer is associated"Annals of Surgical Oncology. 9. 364-370 (2002)

  • [文献書誌] Yoshito Masuyama: "Comparison of matrix metalloproteinase expression between primary tumors with or without liver metastasis in pancreatic and colorectal carcinomas"Journal of Surgical Oncology. 80. 105-110 (2002)

  • [文献書誌] Akiko Nakamura: "New classification of pancreatic introductal papillary-mucinous tumor by mucin expression : its relationship with potential for malignancy"Journal of Pathology. 197. 201-210 (2002)

  • [文献書誌] Shinichirou Mori: "Thymidine phosphorylase suppresses Fas-induced apoptotic signal transduction independent of its enzymatic activity"Biochem Biophys Res Commun. 295. 300-305 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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