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2002 年度 実績報告書

治療切除結腸癌患者に対する流血中癌細胞の定量的評価に基づいた予防的肝動注治療法

研究課題

研究課題/領域番号 14571231
研究機関東海大学

研究代表者

貞廣 荘太郎  東海大学, 医学部, 助教授 (40138029)

研究分担者 石川 健二  東海大学, 医学部, 助手 (80287078)
鈴木 俊之  東海大学, 医学部, 助手 (80276823)
徳永 信弘  東海大学, 医学部, 助手 (70256121)
田中 洋一  東海大学, 医学部, 助手 (80338722)
向山 小百合  東海大学, 医学部, 助手 (10317795)
キーワード結腸癌 / 肝転移 / RT-PCR / CEA / 流血中癌細胞
研究概要

術前の臨床診断がstage IIあるいはstage IIIであった結腸癌患者115例の末梢血を,手術後7-10日後に採血した.流血中の腫瘍細胞は,恒常的に存在していないとの報告に基づき,検出率を上げるため,連続した2日間,朝食前に採血した.
1.術後の組織学的なstageはstage 0が1例,stage Iが34例,stage IIが49例,stage IIIが31例,stage IVが1例であった.
2.治癒手術後の末梢血中のCEAmRNA発現細胞(癌細胞)の検出率は,stage 0では0/1(0%),stage Iでは6/34(15%),stage IIでは14/49(28.6%),stage IIIでは6/31(38.7%)であり,stageが進むにつれて検出率は高くなっていた.
3.術後のfollow-up期間は短く,経過を観察中であるが,現在までの再発例数(再発率)はstage Iでは1/19(5%),stage IIでは4/47(8.5%),stage IIIでは6/32(18.8%)である.
4.再発と末梢血中のCEAのmRNA発現細胞陽性率との関連性は,再発例でのmCEA発現細胞陽性率は4/10(40%),未再発例でのmCEA発現細胞陽性率は28/107(26%)であり,現在の段階では有意の差は認められていない.
5.治癒切除後に末梢血中にmCEA発現細胞が認められた32症例でのCEAのmRNA発現量は,再発した4例では14.2±13.4×10^<-8>未再発の28例では18.9±16.7×10^<-8>で差はなかった.

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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