研究課題/領域番号 |
14571283
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
大貫 恭正 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (20194235)
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研究分担者 |
桑田 裕美 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (90277137)
池田 豊秀 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (90202895)
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キーワード | 教育システム / データベース / CT / DICOM形式 / 肺動静脈 / 気管支 / 3D画面 / 訓練ソフト |
研究概要 |
医局内で教育システム及びデータベース構築をするにあたり、一例、一例の症例での作業をルーチン化することができた。まず、(1)CT撮影条件のルーチン化すなわち、肺門部から2mm幅で60枚、12cmでほぼ腫瘍と肺門部の血管構造を含めることが出来ることがわかった。(2)60枚のDICOM形式の画像を直接読めるように、プログラムを改良し、、以前の一度bmp形式のファイルに変換するする作業を省くことが可能となり、パソコン処置に慣れていない外科医にでも興味のある肺動静脈・気管支のマーキングのステップにすぐ出来るようにした。(3)肺動脈、肺静脈の確認には60枚のCT画像にすべてが必要であるが、マーキングにはそのすべてが必要ではなく、60枚のCT画像のうちの20枚をマーキングすることでほぼ3D画像の構成が可能であることがわかった。このプログラムの改良により外科医の退屈さを減らす1ことが出来た。しかし、所謂、肺手術に習熟した(良く肺の解剖を理解した)外科医ではマーキングの作業は短時間で可能であったが、その基礎が出来ていない研修医にはこの作業を一人で行うことが非常に困難であることも判った。今後、さらに、研修医に親しみやすいシステムにするよう、現在の研修医の医師たちの意見を盛り込んだ使用説明書を作成すると同時に、上記を踏まえ研修医の興味をまたせる胸腔鏡手術時のビデオも含めた、20例程度のデータベースを基礎とした肺の解剖を容易に理解できるマーキング訓練ソフトを考案中である。また、雑誌"胸部外科"、"The Lung"に投稿し採用された。また、呼吸器外科学会、胸部外科学会等で上記を発表した
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