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2002 年度 実績報告書

術中視機能モニタリング法の開発と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 14571324
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

佐々木 達也  福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (00153990)

キーワード術中モニタリング / 視覚誘発電位 / 視神経誘発電位
研究概要

動物実験にて雑種成犬の頭蓋内視神経を露出し、視神経の双極電気刺激を行い、両側後頭葉(視覚領野上)および前頭葉から誘発電位を記録し、両側後頭葉で振幅の大きい再現性のある電位を記録した。さらに、同様の刺激により両側後頭葉(視覚領野上)頭皮上からも同様の電位が記録できることを確認した。刺激強度、刺激時間、刺激頻度、加算回数、分析時間などを変化させることにより、理想的な刺激条件を確認している。また、視神経の切断実験では、視神経の切断面積と誘発電位の振幅低下の相関が認められ、全切断にて誘発電位は消失したことから、視神経由来の電位であることが確認された。また、これらの電位はpropofol麻酔の場合、麻酔深度の影響を殆ど受けないことを確認し、臨床応用に必要なデーターを集積してきた。
臨床例においては、種々の手術において視覚誘発電位(visual evoked potential, VEP)のモニタリングを従来通り行い、視覚誘発電位のデーターを集積中であり、さらに視覚誘発電位の刺激装置の改良を行っているところである。また、視神経誘発電位(optic nerve evoked potential, ONEP)の臨床応用に関しては、視神経を障害することなく直接刺激するために、軟らかい刺激電極の開発を行っており、臨床例においても後頭葉頭皮上からの記録を試みる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 佐々木達也: "神経モニタリングアトラス"医学書院. 9 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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