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2004 年度 実績報告書

安価、正確かつ持続記録可能な筋弛緩薬モニターの作成と臨床への応用

研究課題

研究課題/領域番号 14571422
研究機関東京大学

研究代表者

矢島 直  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20191108)

キーワード筋弛緩モニター / 血圧測定用トランスデューサ / 汎用ポリグラフ / A / Dコンバータ / 血圧カフ
研究概要

本年度は前年度までに作成した筋弛緩モニターの試作器2器のうち,試作器B(約5cm長で3cm径と2cm径の2本のアルミパイプを約70度の角度で固定したもので,この2本のパイプの中に小児用血圧カフを巻いた母指と示指を挿入して固定する型)を用いた場合,収縮力と血圧計の読みが,0〜200mmHgの間でほぼ直線になったので,これを基本型とすることにした.ただし,初期加重が80mmHg必要で,これを持続的に母指に付加することは,手指の血流障害を起こす可能性があるため,小児用血圧カフを3cm長にカットしたものを用いることにした.
これにより,母指内転筋の収縮力を100g重から1,500g重まで正確にポリグラフ上にトレースすることができ,前年度製作したプログラムによりポリグラフからコンピュータに搬送して記録することができた.臨床への応用は,倫理委員会への提出が遅れたため行うことができなかった.代わりに、神経筋接合部に異常を有する患者のスクリーニングに役立つシミュレーションプログラムを作成した。このプログラムヲ用いれば、正常患者であれば、筋弛緩薬のあらゆる授与形態に対応して、筋弛緩状態の経時変化をシミュレーションすることができる。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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