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2002 年度 実績報告書

DNAマイクロアレイを用いた前立腺癌のホルモン療法無効予測遺伝子マーカーの同定

研究課題

研究課題/領域番号 14571494
研究機関岐阜大学

研究代表者

江原 英俊  岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (20252132)

研究分担者 西野 好則  岐阜大学, 医学部附属病院, 助手 (90281055)
出口 隆  岐阜大学, 医学部, 教授 (40163935)
キーワードホルモン耐性前立腺癌 / マイクロアレイ / IGFBP-2 / リアルタイム定量的RT-PCR
研究概要

当教室において樹立したホルモン耐性前立腺癌細胞株(LNCap-N)に対してのDNAマイクロアレイ解析した結果、insulin like growth factor-binding proteinII(IGFBP-2)がホルモン感受性の親株(LNCap)と比較して、LNCap-Nで強く発現していた。そこで我々はこのIGFBP-2および、MDR1、androgen receptor, estrogen receptor (alpha and beta), progesterone receptorについてのリアルタイム定量的RT-PCR用のプライマーを各1組ずつ作製した。さらに、Hybridaization probe法用の1組のプローベをそれぞれ作製し、癌細胞株を用いて、条件設定を行った。
一方、培養細胞株の上清におけるIGFBP-2の濃度を測定した。しかしながら、上清の濃度はLNCapもLNCap-Nもどちらもほぼ同じ濃度であった。さらなる検討が必要であるが、IGFBP-2は組織中ではautocrineまたはparacrineに作用している可能性が示唆された。
臨床検体でのIGFBP-2mRNAの測定だけでなく、他のisoformsや各種のinsulin like growth factorの検討も今後行う予定である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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