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2002 年度 実績報告書

前立腺特異的膜抗原(PSMA)抗体を利用したアポトーシス誘導遺伝子治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14571523
研究機関東京医科大学

研究代表者

古賀 祥嗣  東京医科大学, 医学部, 講師 (30277123)

キーワード前立腺癌 / 前立腺特異的膜抗原 / 遺伝子治療 / 抗体
研究概要

異所性および同所性前立腺癌、腎癌モデルの作製
前立腺癌細胞株は、PSMA抗原の存在が確認されているLNCaP細胞、その亜系であるC4-2細胞を使用した。LNCaP、C4-2ともに1x10^6個の細胞を異所性(皮下)および同所性に注入を行った。異所性及ぴ同所性ともにC4-2細胞(同所性100%、異所性90%)のほうがLNCaP細胞(同所性70%、異所性50%)よりも腫瘍隗を作りやすく、モデルとしては適切であった。次に、腎癌モデルであるが、Caki-1細胞で異所性及び同所性ともに100%の生着が確認できた。
PSMA antibody conjugated Caspase 8 plasmidを用いたin vitroでの実験
まずは、hTERT promoter driven Capase 8 plasmidを作成した。まずは、pGL3 basic vectorにクローニングしたhTERT promoter (384bp)を組み込んだ。つぎに、pGL3 vectorのluciferase遺伝子をCaspase 8遺伝子で置き換えた。つぎに、PSMA抗体と上記で作製したベクターまたは、pGL3 controlベクター(SV40promoter driven luciferase gene)をビオチン化した。それと同時にPSMA抗体をビオチン化した。ビオチン化したベクターと抗体をそれぞれアビジンで結合させて、PSMA antibody conjugated luciferase plasmid (PSMA抗体とpGL3 controlベクター)およびPSMA antibody Caspase 8 DNA plasmid (PSMA抗体とhTERT promoter driven Capase 8 plasmid)を作製した。PSMA antibody conjugated luciferase plasmidをLNCaP細胞、C4-2細胞Caki-1細胞に導入し、luciferase assayを行った。LNCaPおよびC4-2細胞ではルシフェラーゼ活性を認めたのに対し、Caki-1細胞では活性を認めなかった。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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