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2002 年度 実績報告書

胎盤の機能発現における特異的転写因子GCMaの役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14571591
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

山田 和代  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 講師 (90080217)

研究分担者 杉浦 真弓(小笠原)  名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (30264740)
小川 久光  藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (80101658)
キーワード転写因子 / 胎盤 / GCMタンパク
研究概要

大腸菌に強制発現させたhGCMa/1タンパクを精製し、これを抗原として特異的抗体(ウサギポリクローナル)を作製した。この抗体はWestern法で大腸菌や昆虫細胞(sf9)に強制発現させたhGCMa/1や、ヒト胎盤のhGCMa/1だけでなく、マウス胎盤の同タンパクを認識した。
この抗体を使って、1)hGCMa/1は胎盤のcholionic villiにのみ存在していること、hGCMa/1とhGCやエストロゲン合成酵素の局在が一致していることがあきらかとなった。これは、本因子が、発達した胎盤がつくるhGCやエストロゲン合成酵素等のタンパクの発現を支配するというこれまでの研究成果(Yamada et al. J.Biol.Chem. 1999 274 32279-32286)をつよく支持するものである。また、2)この抗体がマウスタンパクを認識することから、マウスでの胎盤以外の組織での発現について検討した。この結果、胸腺に小さいクラスターとして染色される部分があること、腎臓に部分的に染色される部分があることがわかった。発現部位の詳細については現在特定中である。
3)ヒトCanccr Arrayを用いて、ヒトの正常、腫瘍組織での本タンパクmRNAの発現状況について検討した。この結果、hGCMa/1,mRNAの発現はきわめて局在しており、正常組織では胃や卵巣サンプルの一部に見られるのみであった。またつよく発現している直腸ガンが一例あった。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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