研究課題/領域番号 |
14571646
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
友田 幸一 金沢医科大学, 医学部, 教授 (50164041)
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研究分担者 |
温 慶華 冨木医療器株式会社, 機器開発部, 研究職
村田 英之 金沢医科大学, 医学部, 助手 (40219928)
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キーワード | ナビゲーションシステム / 人工内耳 / 3次元画像 / イメージガイド下手術 |
研究概要 |
人工内耳植え込み術において、挿入電極の先端が蝸牛内のどの位置にあるかをイメージガイド下に術中に確認することを目的に,まず人の蝸牛骨迷路をCT撮影し、どの程度の解像度が得られるかを検討している。またナビゲーションモニターとして3次元画像再構築ならびに電極先端の自由度補正と仮想位置化するシステムプログラムを現在開発中である。同時に挿入用電極も作成中である。 1.画像撮影と再構築化について(村田英之が担当) ヒト側頭骨標本ならびに正常ボランティアの蝸牛骨迷路のCT画像を撮影し、3次元画像ならびに仮想内視鏡像も再構築することができた。人工内耳挿入の位置確認には問題ないが、しかし現在のCTの能力では蝸牛鼓室階までの描出は困難であった。 2.システムプログラムの開発について(温慶華が担当) 人工内耳電極位置ならびに自由度補正のためのシステムの開発のためにグラフィックワークステーション(O2)を申請したが、画像の処理能力、3次元位置検出ならびにリアルタイム性において問題があり、今回グラフィックボードとしてVolume Pro 1000-1GならびにそのVLIライセンス(ライブラリー)とCPUを購入することになった。この点に関して加納滋氏に協力者として加わっていただいている。 3.ヒト側頭骨ならびに動物での応用実験について(友田幸一が担当) 現在、挿入用の各種ダミー電極を作成中で、システムプログラムの完成とともに実際に挿入しその位置確認を行う予定である。
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