研究課題/領域番号 |
14571652
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
吉田 晃敏 旭川医科大学, 医学部, 教授 (70125417)
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研究分担者 |
森 文彦 旭川医科大学, 医学部, 助手 (90322916)
引地 泰一 旭川医科大学, 医学部, 講師 (50198983)
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キーワード | 糖尿病 / ロサルタン / アンギオテンシン受容体阻害剤 |
研究概要 |
糖尿病網膜症におけるアンギオテンシン受容体阻害剤の治療効果の検討 近年、糖尿病性腎症に対するアンギオテンシンII受容体阻害剤の臨床的効果が報告されている。 したがって、アンギオテンシンII受容体阻害剤の糖尿病網膜症への治療薬としての可能性が期待される。今回、糖尿病ラットにおいてアンギオテンシンII受容体阻害剤であるロサルタンの網膜微小循環に対する効果を検討した。Brown-Norwayラットにstreptozotocinを投与して糖尿病を誘発させ、発症時よりロサルタン5mg/kg/day投与した(I群)、ロサルタン未投与の糖尿病群(II群)、正常群(III群)とした。4週間後、アクリジンオレンジ眼底造影検査をおこない、網膜微小循環における白血球集積数を検討した。網膜内白血球集積数はI群で3.1±0.9cells、II群6.1±1.4cells、III群2.8±1.2cellsであった。I群、III群に比べて、II群が有意に増加していた。したがって、ロサルタン投与により、糖尿病における網膜微小循環の白血球集積の増加を抑制できたことから、その網膜症治療薬としての可能性が示唆された。
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