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2002 年度 実績報告書

眼表面構成細胞におけるstem cell factorの発現とその制御

研究課題

研究課題/領域番号 14571664
研究機関浜松医科大学

研究代表者

中神 哲司  浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (10293622)

キーワードsetm cell factor (SCF) / 眼表面 / 角膜上皮細胞 / 結膜上皮細胞 / ケラチノサイト / 結膜線維芽細胞
研究概要

新たにヒト角膜上皮株細胞、結膜上皮株細胞、正常ヒト角膜上皮細胞、正常ヒト結膜上皮細胞、正常ヒトケラトサイト、正常ヒト結膜下線維芽細胞の培養形を確立した。またSCFのELISA系を確立し、より微量のSCFタンパク濃度が検出可能でかつ測定誤差の低い条件を検討した。
上記の各細胞を培養後、各々の細胞において培養上清、細胞溶解液のSCFタンパクの発現をELISA法により検討し、いずれの培養上清および細胞溶解液からもSCFタンパクの発現を確認した。また、各細胞よりmRNAを抽出し、RT-PCR法によりSCFmRNAの発現を検討した結果、上皮細胞では膜結合型SCFmRNAの発現が多く、線維芽細胞、ケラチノサイトでは主に可溶型SCFmRNAが発現していることを確認した。各種細胞の培養液中に生理活性物質(EGF、bFGF、IL-1,4)を投与し24時間後培養上清および細胞溶解液のSCFタンパク濃度を検討した。また3および6時間培養後の各細胞におけるSCFmRNA発現を検討した。
その結果これまでのところ、これら生理活性物質の単独投与いずれもSCFタンパクの発現に有意差は見られなかった。また、mRNA発現にも明らかな変化は認められず、可溶型および膜結合型の発現比率にも変化は見られなかった。現在、投与濃度、測定時間を再検討しているが、今後複数の生理活性物質を投与することで検討を行う予定である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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