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2004 年度 実績報告書

In vivo眼瞼の生体インピーダンス測定〜眼瞼悪性腫瘍検査法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14571675
研究機関高知大学

研究代表者

福島 敦樹  高知大学, 医学部, 助教授 (40281737)

キーワードインピーダンス / インビボ / 角膜 / 眼瞼腫瘍 / 水疱性角膜症
研究概要

本研究は眼瞼腫瘍患者でのインビボインピーダンス測定を目的とするものである.渡邊牧夫(平成14,15年度本研究代表者)らは以前,実験動物を用い角膜のインピーダンス測定に成功した.しかし,ヒトにおけるインビボでインピーダンス測定に関しては試みられていなかった.そこでまず,ヒトにおいてインビボでインピーダンス測定が可能かどうかを検討するために,高知大学医学部倫理委員会からの許可を得,被検者の同意を得た上で,健常人角膜ならびに水疱性角膜症の患者角膜でインピーダンス測定を試みた.方法はHP社製インピーダンス・アナライザ4194Aを用い,コンピューター制御下で表面電極を用い10KHzから100MHzにわたり,角膜の広帯域・高確度インピーダンス測定を行った.その結果,低周波域と高周波域における誘電分散の比率に違いがあることが明らかとなった.すなわち,健常者では低周波域/高周波域は1.5前後であったが,水疱性角膜症患者では0.5以下と著明に低下していた.さらに,角膜内皮密度の測定できる患者では,角膜内皮密度と誘電分散の比率に相関する傾向がみられた.この結果は角膜内皮細胞密度を反映していると考えられた.続いて眼瞼腫瘍でインビボインピーダンスを測定すべく電極の改良を行ってきた.しかし,本研究期間内では,眼瞼腫瘍患者におけるインビボインピーダンス測定はできなかった.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] インピーダンス法による角膜内皮機能検査2005

    • 著者名/発表者名
      渡邊牧夫 他
    • 雑誌名

      第109回日本眼科学会抄録集

      ページ: 172

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] インピーダンス測定による角膜内皮機能検査2004

    • 著者名/発表者名
      渡邊牧夫 他
    • 雑誌名

      第58回日本臨床眼科学会抄録集

      ページ: 115

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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