研究概要 |
本年度は"骨延長モデルにおける骨形成量の測定"、"脳硬膜・実質損傷の検索"および"latent periodの必要性と硬膜の関与に関する検索"をおこなった。 1)骨延長モデルにおける骨形成量の測定 予備実験で作成していたモデルの標本を用いて、各種条件における骨形成量定量的に評価した。定量は軟X線像を用い、NIHイメージによって行った。 2)脳硬膜・実質損傷の検索 骨延長をおこなったモデル頭蓋の脱灰標本を作成、これをHE, Nissle, GFAFの各法で染色し、光学顕微鏡下に検討した。 3)latent periodの必要性と硬膜の関与に関する検索 latent periodを置かない群と5日間のlatent periodを置いた群を作成し、その骨形成を比較した。比較はパラフィン切片を用いておこなった。パラフィン切片はHE,トルイジンブルー、Von Goldnerの各染色を施し、光学顕微鏡下に観察した。骨形成量はNIHイメージを用いて定量化した。
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