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2002 年度 実績報告書

生物学的に修復象牙質を形成促進するための分子クローニングとその応用法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14571844
研究機関岡山大学

研究代表者

園山 亘  岡山大学, 歯学部附属病院, 助手 (40325121)

研究分担者 矢谷 博文  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (80174530)
高柴 正悟  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (50226768)
窪木 拓男  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (00225195)
滝川 正春  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20112063)
キーワード象牙芽細胞 / 象牙質形成 / 結合組織成長因子
研究概要

1.起炎性因子を用いて刺激した際のTGF-β1とCTGFの遺伝子発現の検討
マウス由来象牙芽細胞様細胞を大腸菌由来リポポリサッカライド(LPS),インターロイキン-1β(IL-1β)を用い刺激した際のTGF-β1とCTGFの遺伝子発現レベルの変動をRT-PCR法を用いて検討した.その結果TGF-β1とCTGFはともに象牙芽細胞様細胞株で恒常的に発現していることが初めて確認された.また,LPSならびにIL-1βによる刺激から24時問後にはTGF-β1の発現は減少し,逆にCTGFの発現は増えることが確認された.
これまでの研究の知見をあわせて考えると,細胞外基質の分泌ならびに石灰化にTGF-βならびにCTGFが強く関与している可能性が示唆された.
2.TGF-β1とCTGFの作用の検討
上記の細胞が対数増殖期にある時に両因子を作用させ,その増殖に与える影響を検討した.その結果TGF-β1は細胞増殖を抑制する傾向にあったが,CTGFはその増殖を妨げないことが明らかとなった.また,CTGFの石灰化に対する効果を検討するため,この細胞にCTGFを添加した際のアルカリフォスフォターゼ活性を測定した.その結果CTGFの明らかな効果は認められなかった.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] W.Sonoyama et al.: "Effects of IL-1beta and LPS on CTGF expression in mouse-derived odontoblast-like cells, MDPC-23"Journal of Bone and Mineral Research. 17(Special issue). 327 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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