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2002 年度 実績報告書

生体侵襲時の酸素ストレスに対する血液還元化の効果に関する臨床的ならびに実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14571932
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

谷口 省吾  福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (70179836)

研究分担者 冨永 晋二  福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (70269041)
キーワード酸化還元電位 / 生体侵襲 / 酸素ストレス / 還元剤
研究概要

1)輸液剤の酸化還元電位の調整についての研究
酸性水はアクア酸化水生成装置、アルカリイオン水はアルカリイオン水生成装置にて精製し、それぞれの酸化還元電位を測定した。輸液剤に酸性水を加えて酸化還元電位を上昇させ、添加量と酸化還元電位の関係を解析した。同様に輸液剤にアルカリイオン水を加えて酸化還元電位を低下させ、添加量と酸化還元電位の変動を解析した。これらの結果により輸液剤の酸化還元レベルを容易に調整可能なことがわかった。
2)血液酸化還元電位の変動
正常人の血液酸化還元電位を測定し、以前の研究でも認められたように正常範囲にあることがわかった。また、手術時に、患者の血液酸化還元電位を測定し、ある一定の範囲で変動することがわかった。
3)血液の酸化還元電位の変動についての解析
血液に酸性水を酸化剤として添加し、一方、アルカリイオン水を還元剤として添加し、酸化還元電位を測定して添加量との関係を解析した。また、還元剤であるアスコルビン酸、還元型グルタチオンを同様に添加して酸化還元電位を測定した。これらの結果により、血液の酸化還元レベルを酸性水やアルカリイオン水、還元剤などで変化させることが可能なことがわかった。
4)今後の研究の展開に関する計画
今年度の研究により、このシステムにより血液の酸化還元電位を測定でき、さらに酸性水、アルカリイオン水を添加することで輸液剤の酸化還元電位を変化させることが可能なことがわかった。次年度はこの結果をふまえ、生体侵襲時の酸化ストレスに対し、アルカリイオン水や還元剤(アスコルビン酸、還元型グルタチオン)を添加した輸液剤の投与により抗酸化作用をもたらすことが可能かを解析する予定である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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