研究概要 |
前年と同様に新たに骨髄細胞を術中に採取し未分化間葉系幹細胞を分離した。初代培養時にクローニングリンク法によりSingle cell由来の未分化間葉系幹細胞をクローニングしCell Lineを樹立した。この細胞を骨芽細胞・軟骨細胞・脂肪細胞へ分化させ多分化能を確認した。Type I, II, X collergen, Osteopontin, osteocalcin, BSP, Cbfa 1などのmRNAの発現と確認し前年樹立した細胞と比較した。細胞伸展装置(ストレッチ、スカラテック社製)にて伸展率・伸展時間・方法・時期などの実験条件を検討した。未分化間葉系幹細胞を骨芽細胞へ分化過程での機械的刺激による影響を、RC-PCR法により骨芽細胞のマーカーであるType I collergen, Osteopontiln, osteocalcin, BSP, Cbfa 1などのmRNAの発現を検索した。同一の個体から採取してクローニングした細胞によってType I collergen, Ostcepontin, osteocalcin, BSP, Cbfa 1などのmRNAの発現様相に違いが認められた。現在、未分化間葉系幹細胞と骨芽細胞へ分化誘導中させた細胞、骨芽細胞へ分化誘導中に機械的刺激を加えた細胞のDNAを調整し、cDNAマイクロアレイ法により遺伝子の発現レベルの変化を検索中である。
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