研究課題/領域番号 |
14571959
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
木尾 哲朗 九州歯科大学, 歯学部, 助手 (10205437)
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研究分担者 |
後藤 哲哉 九州歯科大学, 歯学部, 助教授 (70253458)
野代 悦生 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (00128802)
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キーワード | 間歇的矯正力 / 矯正的歯の移動 / 病理組織 / ラット / 破骨細胞 / 歯根吸収 |
研究概要 |
歯の移動を行う際に用いられる矯正力はその作用形式から持続力・断続力・間歇力に分類される。このうち、間歇力に関しては、不明な点が多い。本実験の目的は、間歇力を作用させ同程度の持続力と比較して、歯の移動量と歯根吸収量を定量的に評価することにある。 本年はその最終年度として、これまで計測してきた歯の移動データの統計処理を行うとともに、非脱灰切片を用いて顕微鏡下で歯根吸収量の計測を行った。 結果:初期移動量(偏位)に関しては、持続力群25μ(100%)、8時間群23μ(92%)、16時間群26μ(105%)であった。2〜13日目までの移動量に関しては、持続力群58μ(100%)、8時間間歇力群38μ(66%)、16時間間歇力群51μ(88%)であった。両者を併せた総移動量に関しては、持続力群83μ(100%)、8時間間歇力群61μ(74%)、16時間間歇力群77μ(93%)であった。これらの結果から、8時間群は持続力と比較して1/3の作用時間にもかかわらず、歯の移動量は作用時間の約2倍の移動量を生じ、16時間群は持続力と比較して2/3の作用時間にもかかわらず、約90%の移動量であった。13日目における歯根吸収に関しては、持続力と比較して8時間群では28%、16時間群では46%であった。 以上の結果から、間歇的な矯正力は持続的な矯正力と比較して作用時間以上の歯の移動を生じ、かつ移動量のわりに歯根吸収量は少ないことがわかった
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