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2003 年度 実績報告書

モルヒネ高含有ケシの分子育種に向けたモルヒネの代謝研究

研究課題

研究課題/領域番号 14572110
研究機関九州大学

研究代表者

森元 聡  九州大学, 大学院・薬学研究院, 助教授 (60191045)

研究分担者 正山 征洋  九州大学, 大学院・薬学研究院, 教授 (70037604)
キーワードケシ / モルヒネ / 大量培養
研究概要

本研究では、モルヒネの代謝酵素としてパーオキシダーゼを同定しており、大量精製法の確立にも成功した。しかしながら、本酵素をクローニングするために、部分アミノ酸配列の解析を初めとする種々の検討を行ったが、有益な情報を得るには至らなかった。そこで、ホモロジーを利用して、ケシよりパーオキシダーゼ遺伝子のクローニングを検討した。この結果、3種の遺伝を単離することに成功した。これらのうちいずれの遺伝子がモルヒネの代謝酵素をコードしているのか、まったく不明であったので、これらの遺伝子の大腸菌での発現を検討した。しかしながら、大腸菌に遺伝子を導入したところ、大腸菌の増殖が著しく阻害され、組み換え酵素を誘導することができなかった。そこで、昆虫細胞を用いて、本遺伝子の発現を行った。まず、クローニングした3種の遺伝子をpFASTBacベクターにクローニングした後、コンピテントE.coliに導入することにより、組み替えbacmidを生成させた。次いで形質転換したコロニーをスクリーニングし、組み換えbacmidを抽出して、昆虫細胞に感染させた後、組み換えウイルスの増殖を行った。また、併せて単離した3種の遺伝子の発現抑制したケシを作出するための基礎研究を遂行した。すなわち、ヘアピン型dsDNAをケシ中で発現させることで効率よく内在性遺伝子の発現を抑制することが可能であるので、現在3種の遺伝子のヘアピン型dsDNAの構築を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Morimoto, et al.: "New dimeric morphine from opium poppy (Papaver somniferum) and its physiological function"Journal of Natural Products. 66. 987-989 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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