研究課題/領域番号 |
14572127
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研究機関 | 富山医科薬科大学 |
研究代表者 |
林 隆一 富山医科薬科大学, 附属病院, 教授 (90189671)
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研究分担者 |
中川 肇 富山医科薬科大学, 附属病院, 助教授 (30135256)
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キーワード | 遠隔診断 / OSAS / 波形情報 / セキュリティ / インターネット / セキュリティ / 慢性呼吸不全 / 暗号化通信 |
研究概要 |
今年度は、他の科学研究費での研究(遠隔医学教育システム)との関連性を重視し、バイタルサインをインターネット経由で送信する場合のセキュリティについて、開発することとした。インラの整備は、Bフレッツの敷設に伴い、別予算で確保することとした。 電子認証兼データベースサーバを構築した。暗号化アプリケーションを導入した。送信されてきた画像データは、同時に、別ディレクトリに暗号化されたファイルを作ることとした。但し、サムネールは平文で持たせている。データのサイズが増大した際にこの暗号化が適するか、否かについて現在、検討中である。さらに、複数の動画像送信の際の暗号化についても現在、検討中である。データベースはOracleを購入し、疫学データベース構築ができるようになった。遠隔医学教育システムの開発と並行し、既存のファイアウオールの設定を変更する必要性が生じたため、変更した。次年度の研究への移行として、目的が、スクリーニングであるため、送信するデータの種類を検討しているが、機器等の構成から、経皮的酸素分圧、脈拍数が適するものと考えて予輝実験を行っている。また、IT機器に対する慣れの違いが大きいと推察されるため、リアルタイム送信と並行して、簡易型モニターを別予算で購入し、TV電話でのバイタルサインの確認に有効であることが確認された。この方式は、nC-PAPを導入した症例の指導に有効であると結論された。次年度からは、対象を慢性呼吸不全症例にまで広げ、バイタルサインの伝送実験を行う予定である。
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