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2002 年度 実績報告書

瀕死患者の治療存続決定過程の施設差に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14572130
研究機関山口大学

研究代表者

國廣 充  山口大学, 医学部附属病院, 助手 (40284252)

研究分担者 坂部 武史  山口大学, 医学部, 教授 (40035225)
副島 由行  山口大学, 医学部附属病院, 講師 (20206676)
福本 陽平  山口大学, 医学部附属病院, 教授 (90136193)
山勢 博彰  山口大学, 医学部, 助教授 (90279357)
井上 裕二  山口大学, 医学部附属病院, 教授 (80213180)
キーワード重症度評価 / 医療介入度 / 治療断念 / Futility / 絶望的瀕死患者
研究概要

(1)山口大学医学部附属病院総合治療センター、および麻酔科蘇生科関連病院のうち、集中治療病床を有する総合病院(山口県内を中心に6施設)に対して、本研究の目的、個人情報、施設情報保護に関する対策を説明し、参加の同意を得た。その上で、下記の(2)の内容である各スコア算出のために必要な患者情報がそれぞれの施設でどのような形式で、記録されているかを確認するために、各施設での一般的な患者のバイタルサイン記録様式血液生化学検査項目一式、集中治療室患者チャート機械的補助および看護記録などの拠出協力の要請を行った。
(2)次に、瀕死患者の治療存続過程データベースに必要なスコア算出のためのプログラムを作成した。発症、および集中治療室入室段階における急性期の評価には、急性疾患の身体的重症度を測定するAPACHE-IIおよびIIIスコアを利用した。患者のバイタルサイン、生化学検査結果を直接入力することにより、自動的にスコア算出が可能なソフトウェアを作成した。また、各患者において、APACHE-IIおよびIIIスコアの継時的な変化(トレンド解析)が検討できるように、ソフトウエアに修正を加えた。治療開始後、ある一定期間の治療経過を追った評価には、医療資源投入量を測定する包括的医療介入度を利用した。APACHE-IIおよびIIIスコア算定ソフトウエアとの統一性を考慮して、入力作業の簡便さをはかった。また、各施設の記録様式から、各スコアが同様に算出可能であることを確認した。
(3)参加施設でのデータベース収集に先立って、まず(2)で作成したソフトウエアをパーソナルコンピューターに搭載し、総合治療センターにおいて、患者情報の入力を行って運用した。本研究の対象は瀕死患者であるが、ソフトウェアの安定性を確認するために、平成14年12月から平成15年1月にかけて、センター入室患者すべてにおいて、患者情報の入力、スコア算出を試行し、他施設でのデータ収集に支障が無いことを確認した。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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