• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

ICUにおける包括的看護介入度測定ツールの開発とICU医療評価への活用

研究課題

研究課題/領域番号 14572225
研究機関山口大学

研究代表者

山勢 博彰  山口大学, 医学部, 助教授 (90279357)

キーワード看護 / 集中治療 / ICU / 看護介入度 / 家族看護 / 測定用具 / 医療評価
研究概要

1、CNISによる看護量測定の実際と評価
ICU医療評価において、看護介入度を測定するツールである包括的看護介入度(Comprehensive Nursing Intervention Score : CNIS)を開発し、これを用いた介入度測定の実際とツールとしての妥当性を評価した。実施対象者は、ICUに24時間以上在室した15歳以上の患者で死亡、生存退院の確定している107名。大学病院の総合医療情報システムのホストコンピュータに蓄積された患者データベース(病歴システム)を利用し、入室期間中のCNISを自動算定した。また、同患者についてNEMS(Nine equivalents of nursing manpower use score)を測定し、CNISとの比較検討をした。
その結果、延べ1160日のCNISとNEMSの回帰分析、および、治療断念前後でみたスコアーの変化を比較すると、CNISは医学的治療の大小にかかわらず、看護量そのものを包括的に測定できるツールであることが確認できた。
2、CNISとCNS-FACEによるICU看護度評価への活用
ICU医療における精神的援助の重要な一面である家族看護について、家族のニーズとコーピングを量的に測定できるツールCNS-FACE(Coping & Needs Scale for Family Assessment in Critical and Emergency Care Settings)を開発し、CNISとCNS-FACEによる看護介入度と精神的援助の1側面である家族ケア量によるICU医療評価への活用について考察した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山勢博彰: "重症・救急患者家族アセスメントツールの開発-完成版CNS-FACEの作製プロセス"日本集中治療医学会雑誌. 10・1. 9-16 (2003)

  • [文献書誌] 山勢博彰: "完成版CNS-FACEの信頼性と妥当性の検証"日本救急看護学会雑誌. 4・2. 29-38 (2003)

  • [文献書誌] Hiroaki Yamase: "Development of a Comprehensive Scoring System to Measure Multi-faceted Nursing Workloads in ICU"Nursing & Health Sciences. 5・4. 299-308 (2003)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi