研究課題/領域番号 |
14572227
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
河野 保子 愛媛大学, 医学部, 教授 (80020030)
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研究分担者 |
野本 ひさ 愛媛大学, 医学部, 助教授 (50259652)
乗松 貞子 愛媛大学, 医学部, 助教授 (80208404)
中村 慶子 愛媛大学, 医学部, 教授 (40263925)
中島 紀子 愛媛大学, 医学部, 助手 (20325377)
松本 葉子 愛媛大学, 医学部, 助手 (30294804)
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キーワード | 看護 / 教育方法 / 看護技術 / evidence / 問題解決 / 情報発信 / 構造化 |
研究概要 |
21世紀の保健・医療を担う人材を育成するための看護教育において、高度に発展し続ける医療技術に対応できる実践的技術教育の強化が急務となっている。急速に変化する人口構造や疾病構造、さらには保健医療福祉を取り巻く環境の変革の中で、自ら思考し、主体的に対応・判断・実践できる能力を持った看護職の育成に対応できる効果的な教育システムを開発することは看護学教育における使命である。特に、大学における看護技術教育は、従来行われてきたような、繰り返し身体を使って反射的に技術を身に付けるという訓練的な教育方法から脱し、技術の正確さを裏付ける理論や知識を基盤に、どのような状況にもクリティカルに対応できる「根拠のともなった看護」(evidence based nursing)が実践できるための教育方法を構築する必要がある。このような教育目標のもと、本研究では学生が自らの力で知識を構造化し再編していく力を養うための教育システムを開発しその教育的意義を検証するとともに、急速に変化する医療現場に対応できる能力としての看護技術教育のあり方を検討することを目的とする。 本年度の実施状況は以下のとおりである。 I.愛媛大学医学部看護学科で看護技術教育を行っている各領域の教官が、現状の技術教育の実施状況を整理した。 1.看護技術に関する教育実践状況の映像記録を行った。 2.文部科学省主催看護学教育の在り方に関する検討会による「大学における看護実践能力の育成の充実に向けて」報告書にあげられている『看護基本技術』の学習項目を元に、(1)各科目における技術教育の現状、(2)臨地実習での技術学習項目について調査を実施した。調査の結果については現在分析中である。 II.看護技術教育を効果的に展開するために必要な教材及び教育方法の検討を行った。 1.大学卒業時までに修得が必要な看護技術と、その必要性の根拠について検討した。 2.看護技術教育米国視察を終えた、広島大学横尾京子教授を指導者として招き、大学における看護技術教育の在り方についての検討会を開催した。 3.静脈注射に関する技術教育の在り方について情報収集を行っている。 次年度は上記の成果を整理し、教授-学習方法を検証していくことを予定している。
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