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2002 年度 実績報告書

二次医療圏における看護必要度から算出した看護職適正配置のための横断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14572248
研究機関広島県立保健福祉大学

研究代表者

波川 京子  広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (30259676)

研究分担者 松永 保子  広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 助教授 (50269560)
吉留 厚子  大分県立看護科学大学, 看護学部, 講師 (40305842)
近藤 裕子  徳島大学, 医学部, 教授 (30205562)
キーワード看護必要度 / 看護必要量 / 看護職適性配置 / 看護職員需給計画
研究概要

14年度研究計画に基づき,本研究の根幹になる「看護必要度」を定義するために,平成5年1月〜14年12月までの10年間における先行研究として,「看護必要度」をキーワードに医学中央雑誌で文献検索を行った。その結果,看護必要度は86件あった。これらの先行研究において「看護必要度」の用語定義は一定でなかった。再度,同条件で「看護必要量」の検索を行った。看護必要量は46件あった。この中の「看護必要度」と「看護必要量」を有意的に使用していたものと,医学中央雑誌には掲載されていないが,「看護必要度」と「看護必要量」の定義に活用可能なものを合わせた34論文を,用語の使い方及び,その経年的変化で分類した。
「看護必要度」は平成11年に掲載誌4,論文数18,12年は掲載誌2,論文数7,13年は掲載誌4,論文数7,14年は掲載誌2,論文数2で,掲載誌は10種類であるが,使い方は「看護技術の適正評価を表す」,「患者が必要とする看護量」,「看護職数算出方法」,「看護の質,看護需要」「診療報酬に反映させる」など多様であった。看護必要量は11年に掲載誌2,論文数2,13年に掲載誌1,論文1,14年に掲載誌1,論文1で,使い方は「看護必要度と同義語」,「患者が必要なケアの量」であり,看護必要度と看護必要量の区切りは明確ではなかった。従って,看護必要度は看護の質を測り,看護必要量は患者が必要とするケアの量を測るものと仮定した。次に,広島・徳島・大分県の看護職員需給計画の算定根拠を,県の担当者に聞き取り調査を行った。各県の人口動態,患者統計や平均寿命に差異はあるが,算定根拠に地域差はほとんどなかった。看護職適正配置のための看護の質と量の算定方法の研究は端に着いたところと言える。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 波川京子, 近藤裕子: "保健婦・士の配置根拠に関する研究"香川医科大学看護学雑誌. 6巻・1号. 161-168 (2002)

  • [文献書誌] 柳沢尚代, 吉本照子, 前川厚子, 波川京子, 森下浩子: "行政事務職が認識した行政保健婦・士の専門能力と活動,および今後の役割への期待"日本地域看護学会誌. Vol4, No.1. 100-105 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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