研究課題/領域番号 |
14572253
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研究機関 | 日本赤十字北海道看護大学 |
研究代表者 |
大西 章恵 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 助教授 (10279432)
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研究分担者 |
影山 セツ子 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (00290479)
真渓 淳子 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 助手 (90337113)
近藤 明代 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 講師 (10316309)
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キーワード | 開拓保健婦 / 歴史的研究 / 戦後開拓者 / 生活実態 / 家庭訪問 / 生活支援 / 保健婦活動 / 北海道 |
研究概要 |
開拓保健婦が行った生活支援活動の実態を明らかにするとともに、現在の保健師にとって課題である地域における生活支援のあり方、保健師活動の専門性について検討することを目的として、本年度は次の2点を中心に研究活動を行った。1点目は、全国開拓振興会、日本看護協会、北海道庁資料室などにおいて開拓者の当時の社会背景や開拓者の生活に関する資料を収集し、現存する関係資料や文献はすべての収集を終えることが出来た。2点目は、北海道開拓保健婦会の会員名簿から面接可能者をリストアップし、開拓保健婦11名に対し、開拓保健婦としての活動を振り返り、当時の開拓者の生活実態、保健婦の開拓者の生活に対する捉え方、生活支援の内容、活動内容の経時的変化、支援の上での問題点などについて、半構成的面接法でインタビュー調査を実施した。対象者の承諾を得た上で会話の内容を録音し、収集したデータの逐語録を作成し、現在分析中である。その一部を日本公衆衛生学会において報告したところである。 次年度は、収集した資料及び調査データをもとに、開拓保健婦の活動について多方面からの分析を行っていきたいと考えている。その分析成果については、、9月に行われる北海道開拓保健婦の会「わらび会」の集まりに出席しグループインタビューを行い確認し、内容を吟味、補完し研究成果としてまとめていきたいと考えている。
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