研究課題/領域番号 |
14572256
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
金井PAK 雅子 東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (50204532)
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研究分担者 |
増野 園恵 東京女子医科大学, 看護学部, 助手 (10316052)
遠藤 和子 東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (80307652)
勝原 裕美子 東京女子医科大学, 看護学部, 助教授 (60264842)
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キーワード | 看護経済学 / 構成要素 / 概念構築 / Nursing Economics |
研究概要 |
本研究は、平成14・15年度(看護経済学の概念構築に関する構成要素の探究)のからの継続で、さらに2年間にわたり看護経済学の構成要素の実証を目的とした。具体的には、次の3つの方法で行った。 (1)前回開発した看護経済学の概念モデルをさらに洗練し、その結果を米国およびカナダの看護経済関連の学者3名(Dr.Giovannetti, Dr.Getzen, Dr.Aiken)に対してインタビューを行った。 (2)日本の保健医療福祉施設における看護部門のリーダー(副院長)へのヒヤリングを行い、組織運営の立場から看護経済学としての要素を実証する。 (3)(3)Nursing Work Index(Dr.Aikenらが開発、米国、カナダ、英国、ドイツなど世界10カ国で調査)の日本語版の開発。日本語版は、開発後771名の看護師を対象に調査を行い調査項目などに関する洗練をおこなった。 研究結果としては、インタビューおよびヒヤリングの成果をふまえて「看護経済学モデル」を構築し、看護経済学としての概念を抽出し定義づけを行った。Dr.Aikenへのヒヤリングから「看護に必要な経済学の概念」とヘルスケアのアウトカムの接点としてのNursing Work Indexの日本版開発にいどみ、今後はこの日本語版を活用し日本におけるヘルスケアのアウトカムリサーチとして推進する予定である4年間の精力的な研究成果として、看護経済学モデルの構築を行い、看護における経済学の概念の整理をおこなった。
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