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2003 年度 実績報告書

退職した高齢男性のヘルスプロモーション・モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14572257
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

掛本 知里  東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (60254562)

キーワード退職者 / 高齢男性 / ヘルスプロモーション
研究概要

研究目的:大企業を定年退職した退職移行期にある高齢男性のヘルスプロモーションを探索的に明らかにすることを目的として、インタビュー調査を実施した。
研究方法:インタビュー調査は、半構成的な質問により構成されており、大企業であるN社を定年退職後、退職移行期にある、現在、55歳以上の高齢男性のうち自立して日常生活を営み、通常の会話が行えるもの20名を対象として、平成15年6月〜9月に実施した。インタビューは研究協力者の了解の下、録音し、インタビュー後、全文テープおこしを行い、分析を実施した。なお、インタビュー結果の分析には修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いた。
結果および考察:退職移行期にある高齢男性に対するインタビューを通して明らかになった、彼らのヘルスプロモーションは、≪退職後の自己価値の再構築/確認≫によりなされるものであった。≪退職後の自己価値の再構築/確認≫は、定年退職後、退職移行期が推移する中で、『動的』に繰り返し再構築されるものであった。すなわち、退職移行期にある高齢男性のヘルスプロモーションは、彼らが退職移行期の中で自己価値を繰り返し再構築することにより行われる、『動的』なプロセスであった。退職移行期にある高齢男性が、社会との関わりの中で、彼らのヘルスプロモーションをすすめていくためには、彼らが社会に対し提示している『健康状態』や『自己価値の再構築』について、社会との『合意』を形成することが重要であり、社会との間で形成された『合意』を前提として、そのヘルスプロモーションをすすめていくことが可能になる。退職移行期にある高齢男性、そして彼らのヘルスプロモーションを支える看護を展開するために彼らが提示するヘルスプロモーションを正しく『認識』し、相互に『理解』すること、すなわち相互理解をすることにより、≪退職後の自己価値の再構築/確認≫といった、退職後のヘルスプロモーションの全体像を見越し、そのヘルスプロモーションを支えていくことが重要である。
来年度は、本研究の結果を踏まえ、さらに理論的サンプリングによりデータを加えることにより、開発した高齢男性のヘルスプロモーション・モデルの飽和化を図るものとする。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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