研究概要 |
平成16年度は3年間の本研究の最終年であった。前年に作成したThe Life Review and Experience Form(Haight,1989)改訂版についてアメリカのHaight教授から修正使用の許可を得た。その後、首都圏に在住する高齢者を対象としてレミオニッセンス介入研究を実施した。 その結果、以下のことが示唆された。 1.4回の構成されたレミニッセンス介入は、6回の介入に比べ高齢者への負担感が少なかった。 2.介入の間隔は、短期間のほうが介入による心理的効果がみられる傾向がある。 3.介入の評価指標としては、The Geriatric Depression Scale, The Single Item Quality of Life Scale, The Affect Balance Scaleが日本人高齢者に使用可能である。 今後は、研究対象者数を増やして結果の一般化を目指す必要性が課題として考えられる。
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