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2003 年度 実績報告書

介護施設利用高齢者の終末期ケア向上をめざした看護職への看護支援モデル構築の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14572291
研究機関長野県看護大学

研究代表者

奥野 茂代  長野県看護大学, 看護学部, 教授 (90295543)

研究分担者 太田 規子  長野県看護大学, 助手 (10363889)
池田 紀子  長野県看護大学, 教授 (70281251)
キーワード介護施設利用高齢者 / 終末期ケア / 看護支援モデル / 看護職 / 死生観 / 看護カウンセリング
研究概要

本研究の目的は、介護施設に暮らす高齢者の終末期ケアの質の向上をめざし、看護職のケア能力の発展を図る看護支援モデルを構築し実証する、である。このために目標は、(1)介護施設高齢者の終末期ケアの看護活動の実状、ニーズを把握する、(2)海外における高齢者の終末期ケア、ケアシステムについて把握する、(3)前述の目標(1)(2)から看護職者をサポートする「看護支援モデル」を開発する、を設定した。研究計画に実施にあたっては、長野県看護大学倫理委員会の審査を受けた。平成15年度は、昨年実施した目標(1)(2)の結果を踏まえ看護支援モデルとしワークショップを3回開催した。
1回目は、平成15年8月23日(土)、テーマ「在宅及び施設における終末期ケアのあり方を考える」で、主な内容は(1)講演:終末期ケアのありかたと看護アセスメント、(2)事例検討9例、(3)グループ・ワークであった。参加者は、200余名であり、施設におけるターミナルケアの現状を見直し、新たなケアを検討する方向性が確認された。
2回目は、平成16年1月27日(火)、テーマ「終末期ケアにおける医療現場と各施設、地域との連携のあり方を考える」で、主な内容は(1)事例検討2例、(2)グループ・ワークであった。参加者は、50名であり、看護職者としての連携のあり方を改めて見直し、次年度も継続検討していくことになった。
3回目は、平成16年3月27日(土)、テーマ「在宅及び施設における終末期ケアのすすめかたを考える」で、主な内容は(1)シンポジュウム:終末期ケアのすすめかた、(2)グループワーク:終末期ケアをすすめていく上での悩み、ジレンマに取り組む方法であった。参加者は、50名であり、施設におけるターミナルケアの新たなケアのあり方を検討する一つの方向として終末期ケアの指針を作成する必要性が確認された。
以上の知見をもとに、今後在宅・施設における終末期ケアのガイドラインを作成する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 奥野茂代, 池田紀子: "介護施設利用高齢者に対する終末期ケア-看護職者の取り組みと課題-"日本老年行動科学会金沢大会. 第6回. 32 (2003)

  • [文献書誌] 太田規子, 奥野茂代, 池田紀子, 吉田聡子: "地域で暮らす高齢者の死に対する考え方とセルフエフィカシー、時間的展望"日本老年看護科学学会第8回学術集会. 第8回. 51 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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