研究課題/領域番号 |
14572307
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
筒井 真優美 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50236915)
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研究分担者 |
飯村 直子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教授 (80277889)
江本 リナ 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (80279728)
西田 志穂 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助手 (60409802)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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キーワード | 小児看護 / 技 / 臨床判断 / エキスパートネス / ケアの効果 / 看護の質 |
研究概要 |
平成14年度〜17年度にかけて、小児看護における臨床判断と技のモデル構築について研究を行った。 本研究の第一段階では、小児看護における臨床判断、技、エキスパートネスなどに関する文献検討を行った。その結果、(1)小児看護実践に関する研究の動向と今後の課題、(2)海外文献にみる小児看護実践に関する研究の動向、(3)小児看護実践のケアプロセスとその効果、(4)臨床判断の内容、(5)小児看護実践での臨床教育、について明らかにされた。 第二段階では、文献検討を基に、小児看護における臨床判断と卓越した技と、看護師のエキスパートネスをモデル化することを目的に、エピソードインタビュー手法を用いて、小児看護のエキスパートを参加者とした質的研究を行った。 調査の結果、エキスパートと考えられる小児看護師は、子どもと家族の倫理的場面における感受性が強く、子どもや家族へのケアに効果をもたらすような臨床判断や関わりを実施し、さらに家族や医療職者を交えたシステムを動かして効果的なケアを行っており、そのようなケア構造が明らかとなった。 さらに、そのケア構造から、エキスパートネスを示す5つのモデルと、それぞれのモデルを構成する一連の看護実践の要素が明らかにされた。また、このモデルは、看護師が状況を見極めながら実践することやシステムに働きかける上で、効果的に活用できるものであることが示された。
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