研究課題
基盤研究(C)
4年間のうちに、ロシアのモスクワ、サンクト・ペテルブルクの図書館、文書館だけでなく、アメリカのボストン、ケンブリッジ、フィラデルフィア、ワシントンなど東海岸の図書館、フィンランドのヘルシンキの図書館も調査する事ができ、多くの関係資料を収集する事ができた。ロシア化学会の例会の議事録を1869年から80年代いっぱいまでの整理をし、議事録で報告されている会員名簿の解析を行った。ロシアでの関係資料調査の過程で、ロシア科学アカデミー文書館サンクト・ペテルブルク支所で1931年のロシア化学会のスターリン的な再編過程を示す貴重な会員名簿を発見した。こうしたロシア化学会の動向分析の成果は、2005年9月にポルトガルで開かれたヨーロッパ化学史学会で合わせて開催された19世紀の化学会の史的分析のワークショップで、アメリカやロシアの化学史家と共同で発表した。あわせて、ロシア化学会の有力な会員で活動時期の異なる(世代を異にする)二人の会員、メンデレーエフ(1834-1907)とヴェルナツキー(1863-1945)について史料を集中的に収集し研究した。それらの成果はいくつの論文にまとめる事ができた。資料調査の海外出張で、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアの研究者と交流するとともに、アメリカやヨーロッパ、ロシアの科学史(とくに化学史)関係の学会、ワークショップ、セミナーで発表する事ができた。
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