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2003 年度 研究成果報告書概要

小学生の歩行動作のバイオメカニクス的データベースの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14580014
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 体育学
研究機関筑波大学

研究代表者

阿江 通良  筑波大学, 体育科学系, 教授 (10175721)

研究分担者 藤井 範久  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (10261786)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
キーワード小学生 / 歩行動作 / バイオメカニクス / キネティクス / キネマティクス / 動作分析 / 力学的エネルギー
研究概要

本研究では,小学1年生から6年生までの児童284名(男子141名,女子143名)の歩行動作の計測を行い動作データを収集した.得られたデータをもとに小学生の歩行動作の標準的動作パターンを作成した.また青年および高齢者の歩行動作と比較することにより,小学生の歩行動作の特徴を明らかにした.
1.小学生の歩行動作の特徴
歩行速度,ステップ長,ステップ頻度に関しては,以下の特徴が見られた。(1)学年とともに歩行速度・ステップ長,歩行比が大きくなり,ステップ頻度は小さくなった.また男子の方が女子より歩行比が大きく,ステップ頻度が小さかった.(2)歩行パターンは,学年とともにステップ頻度依存からステップ長依存に変わり,小学生以降さらにステップ長に依存していくと考えられる.また男子の方が女子よりステップ長に依存していた.また、動作に関しては,以下のような特徴が見られた.(1)支持期の股関節は男子の方が女子より伸展しており,これは体幹が起きており,R-on時の大腿の後傾が小さく,L-on時の前傾が大きいためであった.(2)男子より女子の方が膝関節,下腿および足の動作範囲が大きかった.
2.小学生の歩行動作に関するデータベースの構築
ステップ長,ステップ頻度,歩行速度,歩行比(ステップ長/ステップ頻度),kinematics(身体重心の軌跡,関節および部分角度など),kinetics(回復脚の関節トルクおよび関節トルクパワー)などを算出し,学年,性別に着目してまとめた.そして,身体各部の2次元座標をもとに標準的動作を学年,性別ごとに作成し,stick picturesで表示できるようにした.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 伊藤 道代: "小学生の歩行動作の発達に関するバイオメカニクス的研究"筑波大学体育研究科研究論文集. 25. (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Ito, M.: "Biomechanical investigation of the gait for the Japanese children (In Japanese)"(Unpublished Master Thesis, Graduate School of Physical Education, University of Tsukuba). (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2005-04-19  

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