研究課題/領域番号 |
14580031
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
天野 郡壽 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (10031337)
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研究分担者 |
金 恵子 奈良女子大学, 人間文化研究科, 助手 (10324964)
天田 英彦 流通科学大学, 助教授 (20202690)
CARLOS Maria Reinaruth 神戸大学, 国際協力研究科, 助教授 (90335414)
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キーワード | バスケットボール / 選手契約 / 企業スポーツ / グローバリゼーション / KBL / PBL / JBL |
研究概要 |
バスケットボール部運営の実態調査のため、韓国KBL(7月25日〜8月1日)、フィリピンPBL(9月8日〜12日)のリーグを訪問し、コミッショナーはじめ2,3のチーム経営責任者、数名の選手等と面談した。 KBL、PBLはともにプロのリーグであるが、韓国はウェーバー方式によるドラフト制度や年俸のキャップ制(1チームの総年俸が決められている)をとっている。さらに外国人選手採用にはアメリカでKBL主催の選考会をおこない、その参加選手の中から各チームが必要選手をドラフトするという方式を採用しており、利益共同体として非常に強い結束を持っていることがわかった。一方のPBLは選手契約の期間や健康診断などの共通の規約があるものの、外国人選手も含めて、給料などの契約内容はクラブに一任されている。またテレビ放映料や入場料の分配方法もそれぞれの国で異なっている。 アマチュアである日本では、クラブは親会社の福利厚生の一部と位置付けられており、選手の給料は、契約選手を除き、所属会社社員の俸給規定に従って支払われている。外国人を含めて選手の採用はクラブの独自のルートで行なわれている。 本年度は上記の基本的資料収集にくわえて、各国選手個人の収入・支出に対するアンケート調査を実施した。フィリピンについてはすでに回収し、分析を始めている。韓国、日本については回収中である。
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