研究概要 |
今年度のおもな研究実績を列挙すると,以下のとおりである. (1)現地調査資料、及び文献資料の整理・分析 昨年度に続き,手元にある過去の現地調査資料,及び文献資料を整理・分析した.この作業にはパソコンGISシステムなども活用した. (2)国際的な場での成果発表と意見交換 ・米国地理学会大会(AAG,2004年3月)に参加し,関連テーマについて研究成果を発表して関係研究者との意見交換を行った. ・その機会に,とくに米国ネパール・ヒマラヤ学会代表者B.Brower教授とも意見交換の機会を得て,Himalaya Research Bulletinなどによる研究成果の米国での発表方法について協議した. ・ヒマラヤ研究者が集まるナムチェ・カンファレンス(2003年5月,於ネパール)に参加し,関係研究者との意見交換を行った. ・海外共同研究者のカルマ・ウラおよびPPカランとも面会して研究連絡を維持し,研究成果の発表方法について意見を交換した. (3)国内での研究成果の公表と意見交換 ・成果として,裏面に記した雑誌論文等を著した. ・平成14年度の研究分担者であった国立民族学博物館名誉教授の栗田靖之とは,成果のとりまとめなど研究の遂行に関わる事項について協議を継続した.また,栗田とともに平成14年度に関連テーマについてのセミナーを主宰した同館の南真木人とも意見交換を継続した. ・国際交流基金『アジア講座 ブータンを知ろう』(平成16年2〜3月)において,研究成果の一部を一般向けに講述した.
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