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2004 年度 実績報告書

住宅室内環境要因の総合的デザインによる省エネルギー対策の検討

研究課題

研究課題/領域番号 14580123
研究機関京都府立大学

研究代表者

松原 斎樹  京都府立大学, 人間環境学部, 教授 (80165860)

研究分担者 下村 孝  京都府立大学, 人間環境学部, 教授 (10140188)
藏澄 美仁  京都府立大学, 人間環境学部, 助教授 (70244291)
合掌 顕  岐阜大学, 地域科学部, 助教授 (40303490)
キーワード住宅 / 省エネルギー / 温熱環境 / 色彩 / 環境音 / 複合環境
研究概要

今年度は,冬季に室温・色彩・環境音の複合環境評価実験を行い,その分析を進めるとともに,3年間の研究をまとめる作業を行った。
実験は,室温5段階(21.0,22.5,24.0,25.5,27.0℃),色彩条件2段階(青,橙),音条件6種類とした。被験者は,男子学生52名であった。1回につき4名以下の被験者が実験に参加した。前室に15分間滞在し,温度への順応と着替えを行った。その後刺激提示室に入室し,40分後に案騒音の評定を行い,続けて6種類の呈示音に対して,それぞれ評定を行った。評定は,室空間全体の印象を問う19組の形容詞対の7段階尺度,温冷感・温熱的快適感(7段階尺度)について行った。その結果,以下のことが明らかになった。今回の実験条件では,室温・色彩・環境音のうち,環境音が室内印象評価に与える影響が最も顕著であった。色彩は温冷感に関する非特異的尺度に有意に影響を及ぼし,hue-heat仮説に合致した結果が得られた。「騒がしい」側に評価される環境音は,室温条件によっては,青の色彩呈示によって「騒がしさ」が強調される傾向が見られた。「好ましさ」などの評定項目においては,橙よりも青の色彩条件の方が,環境音の影響がより大きかった。
今後,上記の実験に加え,昨年度までに行った「植物・色彩・温熱環境の複合影響に関する実験」、「窓・カーテンの開閉状況・騒音・温熱環境の複合影響に関する実験」,「住宅温熱環境の実測調査」のデータ分析を進展させて,最終報告書の作成を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Facilitatory effects of environmental sounds on hue-heat pheno2004

    • 著者名/発表者名
      Matsubara, N. et al.
    • 雑誌名

      Proceedings of ICA2004 (CD-ROM)

      ページ: II-1775-II-1778

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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