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2003 年度 実績報告書

食品の酸化障害抑制作用および血小板凝集抑制効果・血流改善効果について

研究課題

研究課題/領域番号 14580165
研究機関東海学園大学短期大学部

研究代表者

西堀 すき江  東海学園大学短期大学部, 生活環境学科, 教授 (60082369)

研究分担者 並木 和子  椙山女学園大学, 椙山人間栄養学研究センター, 名誉教授研究員 (90065011)
キーワード血小板凝集阻害活性 / 血液流動性改善効果 / 活性酸素消去能 / 抗酸化活性 / レーザー組織血液酸素モニター / 血管拡張 / ヘマトレーサー / 細胞マイクロレオロジー測定
研究概要

血流の改善には赤ワイン中のポリフェノールやイワシなどの青黒脂質中のイコサペンクエン酸(EPA)が効果を示すことが広く知られているが,血液に関するこれらの実験は血小板凝集測定などの手法によるものが多く、血液の流れそのものを研究したものは余り実験されていない。また、申請者らは、種々の食品の血流改善効果の検討を行ってきたが、この改善効果が、血管の拡張によるものと、血液の性状によるものとを明確にする必要があると考えている。
申請者は昨年に引き続き、野菜の活性酸素消去能,抗酸化活性,血小板凝集阻害活性,血液流動性改善効果に関して,細胞マイクロレオロジー測定装置,ヘマトレーサーなどを用い血流や血小板凝集阻害作用についての検討と,昨年度申請したレーザー組織血液酸素モニターを用い、血流量の変化を測定し、血管拡張による血流改善効果と,血液の性状改善に関わる血流向上を検討した。また、昨年はフリーラジカル分析システム(FRAS4)による酸化ストレスと抗酸化力実験も追加した。
その結果,血流や血小板凝集阻害に顕著な改善効果を示す食品も、レーザー組織血液酸素モニターを用いた血流量変化の測定では変化が認められないことがわかった。細胞マイクロレオロジー測定装置などで効果が確認されている食品でも、刺激の少ない食品はレーザー組織血液酸素モニターでは血流に顕著な結果を示さなかったが,カレーライスなど香辛料を用いた食品は顕著な血液流量の増加や血管拡張が確認できた.

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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