• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

対象者参加型の食生活改善を通した健康作りの取り組み

研究課題

研究課題/領域番号 14580167
研究機関京都文教短期大学

研究代表者

池田 順子  京都文教短期大学, 家政学科, 教授 (30076880)

研究分担者 森井 秀樹  京都文教短期大学, 家政学科, 助教授 (70280013)
河本 直樹  京都文教短期大学, 家政学科, 助教授 (90249368)
村上 俊男  京都文教短期大学, 家政学科, 教授 (60132297)
福田 小百合  京都文教短期大学, 家政学科, 助手 (30352925)
キーワード参加型健康教育 / 食生活 / 健康づくり / 生活習慣改善 / 青年女子 / 介入研究
研究概要

平成14年度は下記の様に、計画通り進行した。
(1)健康な18〜19歳女子100名を対象者として、食生活、生活及び健康状況に関する調査、及び、骨量と体脂肪率を測定し、同時に、尿中骨代謝マーカー(ハイドロキシプロリン)の測定、食生活評価の指標として血清脂質と貧血に関する血液検査を実施した。
(2)得られた結果に基づき、各自が健康上の問題点を見いだし、それらがなぜ生じたかを診断し、どの様にすれば健康状況の問題点が改善するかを考え、健康増進のための生活習慣改善項目を決定し、それらの項目の実行状況を毎日記録させる。記録は1ヶ月分ずつ提出させ、それに対して取り組みに対するアドバイスを一人ずつに返す。
(3)上記の取り組みはH14年度からスタートさせており、今年度、同様の取り組みで対象者数が約200人となる。今年度は初年度の約100人について解析の取り組みを開始し、下記のような結果を得ている。
1)食生活を総合的に評価するための指標(池田が妥当性を誌上報告している)を算出し、開始時と終了時で比較したところ、生活習慣の改善項目の実行率が高い者ほど前記の指標は有意に好ましく変化している傾向を見いだしている。
2)生活習慣改善の効果を骨量の変化から検討したところ、牛乳を飲む、体を動かす心がけ等の実行率が高い者で骨量の変化に好ましい傾向を見いだしている。
次年度(H15年度)の取り組みを終了した時点で、今年度実施している対象者を加えた約200人について上記に示した解析を行い、対象者参加型の健康づくりの取り組みの効果についてまとめる予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 池田順子, 河本, 村上, 森井, 福田: "青年の健康教育システムに関する研究-栄養指導による食生活改善の取り組み-"京都文教短期大学研究紀要. 41. 63-73 (2002)

  • [文献書誌] 田中恵子, 池田順子, 他: "女性住民における肥満と生活習慣との関連"栄養学雑誌. 60. 195-202 (2002)

  • [文献書誌] 池田順子, 河本直樹, 他: "中学生の10年間における食生活、生活状況と健康状況の推移"日本公衆衛生雑誌. 41(印刷中). (2003)

  • [文献書誌] 福田小百合, 池田順子: "女子学生の食を含む生活習慣と疲労自覚症状との関連"京都文教短期大学研究紀要. 41. 74-83 (2002)

  • [文献書誌] 米山京子, 池田順子: "妊娠および授乳後の骨密度の回復に関する研究"日本公衆衛生雑誌. 49. 507-515 (2002)

  • [文献書誌] 村上俊男, 池田順子: "女子学生における食品摂取頻度と血清データとの関連"日本食生活学会誌. 13. 168-173 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi