研究課題/領域番号 |
14580177
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
尾崎 文彦 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (00007246)
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研究分担者 |
今野 英明 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (20234958)
田中 邦明 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (20227135)
若菜 博 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (90142778)
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キーワード | 環境教育 / プロジェクト / データベース / シュミレーション / 大学教育 / 教材化 / Webサイト |
研究概要 |
1、環境データリソースの開発:我が国における生態系保護運動の起源が、百年にもおよぶ現代魚付林思想にあることを明らかにした。発展途上国の環境問題についての文献研究およびタイ、ベトナムでの水質および大気の現地調査によって、発展途上国の都市環境問題の実態を明らかにし、発展途上国の環境問題を視野に入れた先進国高等教育に求められる環境教育のあり方と課題について論じた。 2、簡便なシュミレーションプログラムの開発:高知大学気象情報ページからダウンロードした衛星画像の色彩を市販の表計算ソフトによってコンピュータ数値処理を行い、黄砂の飛散量の分布を分析し、中国大陸の砂漠化と本邦への黄砂の飛来のモニターに成功した。 3、環境情報画像データベースの構築:発展途上国の環境問題についての環境教育での衛星画像の活用を試みたが、解像度の高い画像データは高価であること、雲による遮蔽の影響で利用できる画像が少ないこと、衛星生データからの画像処理技術の複雑さから、教育的に利用可能なデータベースを構築するほどの画像を収集することができなかった。 4、環境学習リソースの公表:本研究において得られた環境教育に資すると思われる環境学習リソースを学内Webサイトに掲載し、大学生の環境学習とその自己評価に活用できるようなデータベースシステムを構築して教育実践を試みた。 5、プロジェクト型環境学習の試行:エジプトの環境問題の教材化の試み(2)で、発展途上国の環境問題を事例としたグローバルな環境問題にかかわる学習モデルを提案したが、教育実践の試行数が少ないことから、全体を網羅したプロジェクト型環境学習指導マニュアルは完成には至っていない。
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