研究課題/領域番号 |
14580177
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
尾崎 文彦 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (00007246)
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研究分担者 |
今野 英明 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (20234958)
高橋 伸幸 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (90163279)
田中 邦明 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (20227135)
若菜 博 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (90142778)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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キーワード | 環境教育 / プロジェクト / データベース / シュミレーション / 大学教育 / 教材化 / Webサイト |
研究概要 |
I、環境データリゾースの開発:若菜(2004)は、我が国における生態系保護運動の起源が、百年にもおよぶ現代魚付林思想にあることを明らかにした。田中ら(2002)は、文献研究およびタイ、ベトナムでの水・大気汚染の現地調査から、発展途上国における都市環境問題の実態を明らかにした。これらの成果は先進国高等教育に求められる環境教育の事例モデルと教材を提供した。 II、簡便なシュミレーションプログラムの開発:高橋・佐々木(2004)は、気象情報サイトからダウンロードした衛星画像の色彩を市販の表計算ソフトによってコンピュータ数値処理を行い、黄砂の飛散量の分布を分析し、中国大陸の砂漠化と本邦への黄砂の飛来のモニターするプログラムの開発に成功した。 III、環境情報画像データベースの構築:発展途上国の環境問題についての環境教育での衛星画像の活用を試みたが、解像度の高い画像データは高価であること、雲による遮蔽の影響で利用できる画像が少ないこと、衛星生データからの画像処理技術の複雑さから、教育的に利用可能なデータベースを構築するほどの画像を収集することができなかった。 IV、環境学習リゾースの公表:高橋・今野(2005)は、本研究において得られた環境教育に資すると思われる環境学習リゾースを学内Webサイトに掲載し、大学生の環境学習とその自己評価に活用できるようなデータベースシステムを構築して教育実践を試みた。 V、プロジェクト型環境学習の試行:田中ら(2002)は、発展途上国の環境問題を事例としたグローバルな環境問題にかかわる学習モデルを提案したが、教育実践の試行数が少ないことから、全体を網羅したプロジェクト型環境学習指導マニュアルは完成には至っていない。
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