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2002 年度 実績報告書

学校教育におけるインターネット利用の問題と課題の解明を目的とする質的観察研究

研究課題

研究課題/領域番号 14580214
研究機関名古屋大学

研究代表者

大谷 尚  名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (50128162)

キーワードインターネット / 学校教育 / 学校文化 / 質的研究 / 教育テクノロジー / 教授・学習文化 / コンフリクト / 教育実践研究
研究概要

本年度は、以下のような作業をとおして、研究全体のフレームワークを行った.
1.文献研究と研究者の立場からのテクノロジー観、教授・学習観の抽出
(1)日本における教育工学の初期から今日までの研究論文を調査し、このような問題に関連のある事例を収集した.
(2)このテーマに関連するアメリカとカナダを中心とする欧米の文献を調査し、日本との比較を行った.
(3)これらにもとづいて、教育工学の研究者らに面接調査を行い、研究者の立場からの教育テクノロジーの利用についての意義の認識、問題意識、課題意識や、障害と感じていることを調査した.
2.教員の立場や教育現場の視点からのテクノロジーに対する認識や反発に関する調査と教授・学習観の抽出
(1)日本における教育工学初期から今日までの実践者による実践論文を調査し、このような問題に関連のある事例を収集した.
(2)これまでの観察データのうち、教育のテクノロジー観や授業観の表れる研究授業後の研究会の観察記録を、教育テクノロジーと学校文化の相互作用やコンフリクトの観点から再検討した.
3)これらにもとづいて、小・中・高等学校の現職教員や教育センダー等の教育工学関係の指導主事や指導員に面接調査を行い、教員の立場での教育テクノロジーの利用についての意義の認識、問題意識、課題意識、障害と感じていることを調査した.
3.交互作用やコンフリクトのプロセスやメカニズムの抽出
(1)従来の観察・検討事例や観察・面接データを遡及的に分析して、教育テクノロジーと学校文化との交互作用やコンフリクトの例を収集し、検討した.
(2)授業実践について、本研究の視点から新たな観察を行い、教育テクノロジーと学校文化との交互作用やコンフリクトの例を収集し、検討した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 大谷尚: "教育工学の研究手法としての質的研究手法-Quantity of Learning から Quality of Learningへ-"日本教育工学会第18回大会講演論文集. 27. 27-28 (2002)

  • [文献書誌] 大谷尚: "インターネットの中の人権"愛知学院大学 情報杜会政策研究. 5. (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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