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2004 年度 実績報告書

教育テクノロジーと学校文化の間のコンフリクトと交互作用に関する質的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14580214
研究機関名古屋大学

研究代表者

大谷 尚  名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (50128162)

キーワードインターネット / 学校教育 / 学校文化 / 質的研究 / 教育テクノロジー / コンフリクト / ライフヒストリー
研究概要

1.文献研究等による教育テクノロジー観の調査
(1)日本における教育工学の研究論文の調査と、関連する事例の収集.
(2)このテーマに関連する北米の文献の調査と日本との比較.
(3)教育工学の研究者らへの,教育テクノロジーの利用の意義の認識、問題意識、課題意識に関する面接調査.
2.教員の立場や教育現場の視点からの教育テクノロジー観の調査と海外調査
(1)日本における教育工学の今日までの実践者による実践論文の調査と、研究主題に関連ある事例の収集.とくに,教育工学の初期に熱心にその実践に取り組んだ市の資料の調査.
(2)これまでの観察データのうち、教育のテクノロジー観や授業観の表れる研究授業後の研究会の観察記録の、教育テクノロジーと学校文化の相互作用やコンフリクトの観点からの再検討.
(3)小・中・高等学校の現職教員や教育センター等の教育工学関係の指導主事や指導員への面接調査と、教員の立場での教育テクノロジーの利用についての意義の認識、問題意識、課題意識、障害と感じていることの調査.
(4)教員としての初任時から退職時まで教育工学の研究・普及につとめてきた複数の退職校長へのライフヒストリー・インタビューとその結果の分析.
(5)部分的にあえてテクノロジー使用を排除したオーストラリアの寄宿制学校での調査.
3.交互作用やコンフリクトのプロセスやメカニズムの抽出
(1)従来の観察・検討事例や観察・面接データの遡及的な分析による、教育テクノロジーと学校文化との交互作用やコンフリクトの例の収集と検討.
(2)授業実践についての新たな観察と,教育テクノロジーと学校文化との交互作用やコンフリクトの例の収集と検討.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2004 2003

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 人間のコミュニケーションの構造とメディア-人間的なコミュニケーションへの回帰をめざして-2004

    • 著者名/発表者名
      大谷 尚
    • 雑誌名

      学習情報研究 9月

      ページ: 15-18

  • [雑誌論文] 教育工学を専門とする教師のライフヒストリー研究2004

    • 著者名/発表者名
      大谷 尚
    • 雑誌名

      日本教育工学会第20回大会講演論文集

      ページ: 573-574

  • [雑誌論文] 発話の状態遷移に着目した発話分析の方法の提案と検討2004

    • 著者名/発表者名
      大谷 尚
    • 雑誌名

      日本教育工学会第20回大会講演論文集

      ページ: 425-426

  • [雑誌論文] 第二言語学習のエスノグラフィの理論的枠組み-英語合宿における英語学習を一事例として-2003

    • 著者名/発表者名
      直井一博, 大谷 尚
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌/日本教育工学雑誌 27・3

      ページ: 247-258

  • [図書] 教育の方法と技術(担当第2章)教育システム(組織)の新しいパラダイム-フリースクールやホームスクールから日本の学校を考える-2004

    • 著者名/発表者名
      西之園晴夫, 宮寺晃夫 編著
    • 総ページ数
      31-55
    • 出版者
      ミルヴァ書房
  • [図書] ジェンダーを科学する-男女共同参画社会を実現するために-(担当第II部 学術におけるジェンダー7)教育とジェンダー2004

    • 著者名/発表者名
      松本伊嵯子, 金井篤子 編
    • 総ページ数
      189-203
    • 出版者
      ナカニシヤ出版

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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