• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

インターネットを用いた視覚障害者用仮想図書館型情報支援システムの試作

研究課題

研究課題/領域番号 14580222
研究機関香川大学

研究代表者

宮崎 英一  香川大学, 教育学部, 助教授 (30253248)

キーワード点字 / 点訳 / コンピュータ / ネットワーク / 図書館 / ボランティア
研究概要

1.はじめに
本研究では、インターネットとパーソナル・コンピュータを利用した仮想的な電子点字図書館を試作した。これはボランティアにより入力された文章をインターネットを介してコンピュータで自動点訳を行い、それを音声および点字データとして提供するシステムである。
2.システムの概要
a)図書製作(ボランティア):仮想点字図書館にアクセス→キーボードより、漢字かなまじり文を入力、または、マイクを通して音声により文章入力→図書館側のシステムで、これらのファイルを保存、管理
b)自動点訳(点字図書館):漢字かなまじり文→わかち書きに変換→わかち書き→ひらがなに変換→ひらがな→点字データに変換
c)点字図書の閲覧:音声ガイダンスにより、図書の選択→音声コマンド入力→点字図書館がデータ提供→スピーカーから自動朗読
3.音声認識及び音声ガイダンス
音声認識は、キーボードを使えない人が、本システムにアクセスし、図書の閲覧や貸出しを行う場合に用いる。マイクに向かって発声することでキーボードから入力するのと全く同様に、ファイル名を指定したりボタンを押したりする事と等価な操作が音声だけで可能になっている。
4.考察
本研究ではパーソナル・コンピュータを用いた自動点字変換システム及び音声ガイダンス・システムを作成した。この自動点字変換システムを用いる事で高度な点字の知識がなくとも、簡単に点訳ボランティアに参加できる可能性が示された。システムは特別なハードウェアを必要とせずに、比較的簡単に導入が見込まれる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 宮崎 英一, 藍川 利洋, 高井 忠昌: "WWWネットワーク型仮想電子点字図書館システムの試作"香川大学教育実践総合研究. 第5号. 43-51 (2002)

  • [文献書誌] 宮崎 英一: "ストリーミング配信におけるビデオ画像劣化の評価の考察"香川大学教育学部研究報告第II部. 第53巻・第2号. (2003)

  • [文献書誌] 宮崎 英一: "Turbolinux 8 WorkstationにおけるHelix Universal Server Basicを用いたストリーミングサーバの構築"香川大学 情報処理センター 年報. 第11号. 46-60 (2003)

  • [文献書誌] 宮崎 英一, 藍川 利洋, 高井 忠昌: "インターネットを用いた仮想電子点字図書システムの試作"日本産業技術教育学会 第18回四国支部大会 講演予稿集. 2-2 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi