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2002 年度 実績報告書

教育用計算機の知的運用管理・利用者支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 14580223
研究機関九州大学

研究代表者

井上 仁  九州大学, 情報基盤センター, 講師 (70232551)

研究分担者 多川 孝央  九州大学, 情報基盤センター, 助手 (70304764)
キーワード教育用電子計算機システム / 運用管理 / 障害発見 / ログ分析
研究概要

大学などの教育機関において、講義などで利用するパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)を常時正常に動作する状況に保つことは重要であるが、そのようなPCが遠隔地にあるキャンパスの複数の教室や、校舎内の多数に場所に分散して設置してある場合、その利用状況や障害発生の様子を管理者が把握することは難しい。
我々はこの問題への対処としてネットワークを介してPCの利用状況や稼動状況に関する情報を採取し管理者に情報提供するシステムを構築していたが、その実装は特定の運用環境のもとでホスト計算機の提供するサービスに依存したものであった。本年度は、このシステムの構成を、PCよりホスト計算機に向かって稼動状況の情報を通知するクライアント・サーバ型のモデルに基づくものに改善し、一般的な運用で利用可能なものとした。
また、取得した動作状況のログを統計的手法によって分析し、同一教室内に設置されたPCの中で利用の状況に特異性のあるものを障害の惧れのあるものとして管理者に通報する機能を実装した。さらに、管理者がPCの状況を把握するのを支援するものとして、利用者から管理者への簡易的な障害報告機構を実装した。
障害発見は現在は統計的な手法を用いているが、今後はパターンマッチやデータマイニングの分野の手法を導入して検出の精度を向上させる予定である。また、利用者の障害報告機構をログの分析と連動させて、利用者の支援によって障害発見の精度を向上させる機構を実現する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 多川孝央, 井上仁: "状態通知プログラムからの情報に基づくPC運用管理・利用者支援システム"平成14年度情報処理教育研究集会講演論文集. 385-388 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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