研究課題/領域番号 |
14580226
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 神戸大学 (2004) 熊本大学 (2002-2003) |
研究代表者 |
柏木 治美 神戸大学, 国際コミュニケーションセンター, 助教授 (60343349)
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研究分担者 |
大月 一弘 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (10185324)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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キーワード | CALL / インタラクション / マルチメディア / オブジェクト指向 / オーサリングシステム |
研究概要 |
本研究では、英語を聞いて即座にその内容を理解する訓練を行うため、英文を聞き、その指示に従って、学習者がPC画面上に配置されている画像をドラッグアンドドロップにより回答、学習者の回答に応じて指摘やヒント教示を行う外国語CAIシステムを開発してきた。ここでは特に対話性と実用性に重点を置いて研究開発を行った。 (1)対話性という点では、教師が実際の学習活動で行うような、学習者や場面に応じた細かなフィードバックを与えることを目指した。提案する方式は次のような特徴を持つ。 ・コンピュータと学習者間のより充実したインタラクションを考え、「〜ではなくて-だよ」「正解はあなたが選んだものよりもっと上にあるよ」といった学習者の回答に応じて指摘やヒント内容が変わる。 ・誤り指摘やヒント提示の仕方が、学習者の回答に対して短い間隔で簡単な英文を掛け合い的に提示する会話型、対話型のものである。 今年度は特に、画面上の画像の位置座標により、正解候補となる画像の数を絞り込む位置情報ヒント教示機能がネットワーク上でも利用可能なネットワーク対応型教材実行システムを開発し、評価実験を行った。その結果、誤り指摘のみの提示について、学習者はそのレベルに関わらず比較的肯定的であり、また位置情報ヒントのみの提示は、比較的否定的であった。そして誤り指摘と位置情報ヒント両方の提示については、学習者のレベルにより、その反応が異なることがわかった。 (2)実用性という点では、ネットワーク上で利用した後の学習ログをサーバ側に残すしくみを作成した。また、教師が問題作成するオーサリング部について、一部ネットワーク上から、問題作成可能にした。
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